(画像は公式サイトのスクリーンショット)
吉岡里帆主演ドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』(関西テレビ系)の初回が17日に放送。社会派なストーリーと攻めたセリフが早速話題になっている。
■『ケンカツ』とは?
本作は柏木ハルコ氏の同名マンガの映像化作品。新人公務員の主人公・義経えみるが、生活保護受給者を支援するケースワーカーの仕事に配属されたことをきっかけに、色んな人生と向き合い、奮闘していく姿を描く。
■生活課に配属
映画監督を目指していたが挫折し、安定と平凡を求めて公務員になった義経えみる(吉岡)は、生活保護受給者を支援する生活課に配属される。
先輩ケースワーカーの半田明伸(井浦新)から担当を任されるえみるだが、新人にも関わらず110世帯という多さだった。
そんなある日、役所に一本の電話が。平川というその男はえみるの担当受給者で、「これから死にます」と言ってきたのだ。これに対し、えみるは当然大慌てになるが、前任者や親族は「いつものこと」という感じ。
■受給者が自殺 「良かったじゃん」と言う先輩
その後、えみるは先輩の京極大輝(田中圭)から、平川が飛び降り自殺したことを告げられる。大きなショックを受けるえみるだが、それに対して先輩の女性職員が…
「平川さんの、月13万円の生活保護費は国民の税金から出てたんだから。それが減ったわけだし。それに、自分が抱えてる1ケース減って良かったじゃん。それぐらいで考えないと」
と発言。それに対し、えみるは言葉が出なかった。
こうして配属早々、厳しい現実を突きつけられたえみる。自分なりに受給者たちの人生に寄り添っていかなければならないと決意するのだった。
■ネットでもさまざまな声
この破壊力抜群のセリフに対し、ツイッター上でも多くの反響が。
作品のタイトルにもなっている「健康で文化的な最低限度の生活」を営むのは、すべての国民に保証された権利だ。
だが、生産年齢人口の割合が減少している中、生活保護受給者への風当たりは厳しく、ネット上でこの職員のような発言をする人を見かけることは決して少なくない。
また、えみるが新人でありながら100を超える担当を任されたように、ケースワーカー自身も激務で、健康な生活を営めないことも多いのだろう。
複雑に絡み合うさまざまな事情を考えるほど、表面的な過激さとは裏腹に、簡単に良し悪しを判断できるセリフではないのかも…と思えてくる。
その後、えみるは求職活動中の受給者・阿久沢正男(遠藤憲一)と出会うことに。今後、ストーリーにも大きく絡んでくるようだ。
今の日本の現実を切り取った本作から今後も目が離せない。
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(文/しらべぇ編集部・クレソン佐藤)
(出典 news.nicovideo.jp)
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